教育実践の記
小学校における国語科の授業や学級づくりの記録等
足立 馨
4月、新しい学級を担任した時にやっておくべきことを紹介する。子どもたちとの出会いがあってからの3日間、以下のようなことをやればよいと考える。私自身がやってきて、その後の学級づくりをする上で、有効であった(対象は小学生)。
〔1日目〕安心と希望をあたえる
・子どもの出席を確認する。
・荷物の整理をする。
・仮の席を決める。
・教師の自己紹介をする(なごやかに)。
・教師の方針を話す(差別は許さない、まちがいを大切にする等)。
・学習や生活のルールを話す。
・掃除区域(用具)の確認、分担をする(この日でなくてもよいが)。
・ゲームやクイズをする。
・作文を書かせる(日記でも良い)。ー「○年生になって」「こんな○年生になりたい」等
・家庭学習をあたえる(もちろん出さなくてもよいが)。
・次の日の持ち物をメモさせる。
・握手をして帰す。
(子どもが帰った後)
・教室環境を考え、整える。
〔2日目〕目標と組織づくりを始める
・自己紹介(子ども)をさせる(前の日にやってもよい)。
・当番活動の仕事を確認し、順番を決める。
・係の仕事を確認し、決める。
・学級委員の仕事を確認し、決める。
・朝の会、帰りの会の持ち方を決める。
・学級の目標を考える(数日かかってもよい)。
・学習、生活のルールを確認する(早めに行き渡らせるため)。
・靴箱の整理、掃除をする。
・学習用具の確認をする(鉛筆5本、けしゴム、赤ペン、定規、下敷き)。
・持ち物の確認をする。
・環境整備をする。
・机、いすの高さの調整をする。
〔3日目〕学級づくりのレディネスができる
・グループ、座席を決定する。
・時間割、日課表を確認する。
・学習の実態調査(主に読み、書き、計算)をする。
・学習、生活のルールを確認する(最初のうちはしつこいくらいに)。
・新しいノートを用意する(規格の確認)。
※補足1
〔4日目以降~1週間〕
・学級の実態把握や課題を整理していく。
・疎外されがちな子どもの把握をし、対策を考える。
・子どものカルテを作る(気がついたことをまとめるためのカード)
・学級経営案を作っていく。
※補足2
〔始業式までにすること〕
・子どもの名前の読み方をチェックする。できれば名前を覚えておく。
・今年度の目標(教師として)を設定する。
・子どもの身体状況を把握する。
・年間の学習について大まかな見通しをもつ。
・ノートの規格を決めておく。
・出会いの言葉を考えておく。
・学級通信№1を書く。
・出会いの日の演出(ゲームなど)を考える。
・1学期の追試実践リストを作る。
・最初の3日間、1週間で何をするかを整理する。