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教育実践の記
小学校における国語科の授業や学級づくりの記録等
足立 馨
朝の会で、「みんなは何のために勉強していると思う。」と先日聞きました。子どもからは、次のような考えが出されました。
・大きくなって困るから。
・生活の中で計算したり、書いたりするから、できないと困る。
・仕事に役立つから。
大人の見方からすれば、「進学のため。」、あるいは「就職のため。」といったことも考えられるでしょう。
この問いには、いろいろな答えがあります。どれが良くて、どれが違う、といったことはないと思います。
私は子どもたちに言いました。
「先生は、
自分らしい幸せな生活
をつくっていくため、と考えます。人と遊ぶこと、けんかをすること、友だちのことで悩むこと、教科の学習など、すべて大事な勉強です。そういった勉強を通して、豊かな見方や考え方、いろいろなことを知って、自分らしい夢を見つけるのです。そして、自分が「これだ!」と考える生活というか、人生を創っていくのです。さらに、幸せな社会・世界を創る力を身につけていくのです。人間は、昔からずっと「よりよい生活」をめざして勉強してきました。みんなの心の中にも同じような思いがあるかもしれません。
時には(面倒だ。)(もうやめたい。)と思うことがあるでしょうけど、「自分らしいよりよい生き方」「幸せな生活」につながることを信じてがんばりましょう。
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