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教育実践の記
小学校における国語科の授業や学級づくりの記録等
足立 馨
「今年の学級は、子どもが騒がしいなあ。」「私のところは、子どもがあまり発言せんなあ。」「去年の学習がわかってないなあ。」等々。
新しく担任した子どもたちのことについて、時々このような教師の声を耳にすることがある。自分の予想に反して、子どもの短所が目立ったりすると、つい「前の担任は・・・。」と言いたくなることもある。しかし、不平をこぼしても子どもは変容しない。
新しく担任した子どもたちと学級生活をスタートしていく時の心構えは何か。それは子どもの
ありのままの姿
を謙虚に受け入れることである。
・子どもが騒々しい。
・子どもの発言が少ない。
・計算力がついていない。等々。
そういったありのままの姿から出発し、子どもたちを変容させていく手だてを考えていくのである。マイナスの実態についていつまでも不平をこぼすのではなく、前向きにとらえていく姿勢こそが大切と考える。そういう心構えをもつことが教師自身の成長にもつながっていく。
めざす学級像や子ども像をしっかりもち、目の前の子どもたちの現実から出発し、そのずれを埋めていくべく、学級づくり、授業づくりをどう進めていくかを考えていきたいものである
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