top of page
教育実践の記
小学校における国語科の授業や学級づくりの記録等
足立 馨
座右の書の一つに『国語教室の活性化』(野口 芳宏著 明治図書刊)がある。
この本から私は、単に国語の授業のあり方だけではなく、「授業者の心構え」といったものを教わった気がする。この本の中に「よりよい授業者となるために」という章があり、次の一文があった。
経験は意図的に積み重ね、しかも、それに整理を加えなけば力にはならない。
この一文は、いつもだらだらと日々過ごしている私に反省を迫った。「経験を重ねるほど教師の力量は向上する」とは必ずしもいえない、と前々から思っていた。
何らかの意図や仮説をもって実践し、その結果を自分なりに分析・整理していく。そして、さらに修正を加えたり工夫をしていくことで高い実践を生み出す。そうしていくことで、少しずつ力がついていくのだろう。
意図的な経験の積み重ねに心がけたい。
bottom of page