教育実践の記
小学校における国語科の授業や学級づくりの記録等
足立 馨
学級づくりを支える柱を5つ考えた。自分自身の経験から、以下の5つが大切ではないか、と考える。
1.生活づくり
(学級生活を送る上で基盤となる視点である)
○組織づくり(係、当番、班、役員等)をする。
○係活動の活性化を図る(時間の保障、チェックする場の設定を)。
○生活習慣づくり・ルールづくりをする。
○安全にかかわる留意点を守らせる。
○遊ぶ時間と場所を保障をする。
○問題行動の早期解決を図る。
○「みんなで笑う場」を多くもつ。
2.イベント
(自主性、協力性、創造性を伸ばす機会と位置づける)
○できるだけ子どもの発想を生かす。
○教師自身が積極的になる。
○企画、準備、運営の各段階で子どもの出番を保障する。
○イベント例・・・チャレラン大会、忘年会、スポーツ大会、クイズ大会、
□学期がんばったね集会
3.人間関係づくり
(子ども同士の連帯感が学級の明るい雰囲気をつくる)
○一人一人の実態把握をする(カルテのようなものを作成する)。
○支え合い認め合う場を保障する。
○人権をテーマとした授業をする。
○子ども同士のトラブルがあれば早期に対処する。
4.授業づくり
(学級づくりの中核である)
○変容が体感できる授業に心がける。
○「楽しい」「わかる」「できる」授業をする。
○討論がある授業を多くする(子どもの思考が活発になる)。
○逆転現象がおこる場を大切にする(どの子どもも自分に自信がもてるように)。
5.保護者との連携
(保護者との連携を密にすることが学級にもプラスに影響する)
○学級通信を発行し、子どもの様子、担任の教育観を伝える。
○保護者の意見を出す場をもつ(PTAや連絡ノート等)。
○気になることがあれば、子どもの連絡ノートに事情を書いたり、家庭訪問をする。